【スクールインタビュー】Fテニス:藤井正之の挑戦

インタビュー

埼玉県上尾市のジュニア育成の名門テニススクール「Fテニス」の校長 藤井正之氏(読み:フジイマサシ)にお話を伺わせていただきました。Fテニスが人材輩出している理由がわかりました。シンプルですが、簡単ではない重要なポイント「覚悟を決めて本気で想うこと」と人生的にも大きな教訓を得たインタビューでした。

Fテニスとは?

Fテニスとは、埼玉県上尾市堤崎にある、有限会社エフ・テニスプランニングが運営するテニススクールです。ハードコート1面、丁寧に整備されたクレーコートが3面のテニススクールです。他、姉妹校として大宮グリーンテニスクラブのスクール部門を担当しています。

ジュニアの育成は超一流。多くのプロ選手を輩出しております。ただテニスが強くなればいいという考えではなく、テニスを通じた人間教育を実践するスクールです。

藤井正之氏の経歴とFテニスの誕生

1960年生まれ。自由学園に進学し、中学1年生でテニスを始める。
京王赤城アカデミーで、日本のテニス選手育成の創成期を築いた赤城昭正さんに出会い、テニスの真髄を教わる。
大学生で日本人初の留学生としてアメリカのニック・ボロテニーテニスアカデミーへ挑戦。帰国後、大学を中退し、選手として活動する。その傍ら、赤城さんの丁稚、兼選手のヒッティングパートナーとしても活動。
23歳で、赤城さんから埼玉県上尾市でテニススクールを開くので手伝って欲しいと言われて上尾市でテニススクールを支援。
30歳で、赤城さんからテニスクラブを買い受けて独立。そこからFテニスがスタートする。

Fテニスがジュニア育成に力を入れる理由

インタビュアー:Fテニスがジュニア育成に力を入れる理由を教えてください。

藤井氏:本当にそれが「好き」だからです。設立当時から「一から育てた選手とグランドスラムでファミリーボックスで日本酒を飲む」ことを目標としています。赤城さんが世界に通用する選手を育てると一心に活動されていて、私自身もアメリカに日本人初留学生として挑戦したり、一緒に選手と回ったりした経験から、「世界へ挑戦する」と考えていた赤城さんの考えが、自分の考えにもなっています。

大赤字でスタートしたテニスクラブから6つのスクール経営者へ

インタビュアー:赤城さんから買い受けて独立して、ここまでの実績を上げるための経緯を教えてください。

藤井氏:赤城さんからテニスクラブを買い受けた時は、真っ赤かの大赤字でした。テニスコートが8面、クラブハウスに喫茶もある施設でしたが、実は月間70万円の赤字でした。それなのに、特に計算もせず、「選手育成に特化しよう」という想いだけでスタートしました。一人で全てを行うのが本当に大変で、コーチングも、コート整備も、ガット張りも全部する。アメリカ式で2面ずつコートが区切られていたので、クレーのコート整備が本当に大変でした。寝る間を惜しんで1ヶ月で100張りくらいガットも張って、なんとか経営をよくしようと一生懸命取り組みました。

インタビュアー:それは本当にすごいですね。。。少しずつ軌道に乗って行ったのですか?

藤井氏:地道な努力と人脈が、大きなきっかけに繋がりました。私が運営していたテニススクールのコートに建物を建てるということで立ち退きをする必要が出てきました。ちょうど平成6年で、バブルが崩壊していた時です。そのタイミングで近くの会社のテニス部が廃止することになり、そのコートの新しい借り手を探しているということで、私が手を挙げました。なんと、そこで不動産の賃料等交渉や契約実務を担当される親族の方が自由学園とご縁のある方で私と妻が自由学園卒業という所から意気投合。とても良い条件で賃貸契約を結ぶことが出来ました。

さらに流れは続きます。バブル時代には、多くのテニススクールがありましたが、若手コーチの中には中途半端な方も多く、テニスクラブオーナーの皆さんから信用を失う方も多く存在し、オーナーの皆さんは真摯に経営をする人材を求めていらっしゃいました。
たまたまバブル時代に多くのテニスクラブオーナー親睦会等に参加。最年少として盛り上げ隊長をしていたご縁で、オーナーからFCという関係で経営をしてほしいとの依頼が多数舞い込み、最多で6つのテニススクールを経営することになりました。

選手育成で重要にしているポイント

インタビュアー:素晴らしいですね!!そのような経営状況の中で、多くのジュニア選手を輩出されるにあたり大切にしていることを教えてください。

藤井氏:幹を太くすることです。どのような選手でも、まず「芽」が出ます。ちょっと結果が出るタイミングで選手や親がここで「いける!」と思ってしまいがちです。そのままその芽を伸ばすと上にいった時には幹が細いままです。伸び悩み、勝てなくなる。そうするとその幹が耐えられなくなってしまい、幹が折れてしまいます。その芽が伸びて幹が高ければ高いほど、折れた時に音が大きい。選手育成に携わり始めて40年間、このような状況を何度も見てきました。

私が最も大事にしているのは、目先の戦績ではなく将来を考えること。「芽」が出たら、「幹」を太くすること。目先の戦績だけを追うと、いつか勝てなくなり16歳前後でモデルチェンジを必要とされます。その様にならないテニスを小さい頃から練習します。具体的には、ポイントに繋げるためのショットの練習や戦略などです。

インタビュアー:なぜそのようにしているのですか。

藤井氏:こちらも少年時代に赤城さんの指導方針に振れていたからだと感じています。当時、セカンドサーブはアンダーサーブが主流だった時代、20年後を見据えて、あえてダブルフォルトをするとしても世界基準である上からのセカンドサーブを奨励していました。世界を目指すということは、こういうことかと学びました。

Fテニスのビジョン

インタビュアー:最後にFテニスのビジョンを教えてください。

藤井氏:「世界に通用する選手を育てること」です。
Fテニスがスタートした時には、選手育成チームが県内でも5校程度でしたが、現在は大変多くの選手育成チームが存在しています。そして若く情熱的なコーチも多く育って来ています。半面、時代の流れと共にただただ受験や奨学金の為にテニスに取り組む選手も以前より多くなって来ているのは事実です。そんな状況でも「夢は大きく!」「目指すのは世界!」そんな挑戦をする選手やコーチの指針となりたいと思っています。
勝つためには、人に愛され、軸があり、芯の強い人間になる必要があります。テニスを通じて人間教育をして、一流の人間に育てたいと思っています。結果的に、良い大学に進学したり、良い企業に就職したりすることはよくありますが、それを目的にテニスをするものではありません。世界を目指した一流の人間になっているからこその結果だと考えています。

私たちのテニススクール「Fテニス」では、世界を目指し、人間的に成長する支援をします。

最後に編集者が語るFの魅力

Fテニスはジュニアの育成で素晴らしい実績を残しています。選手としてFテニスに行くのも良いですが、それ以外にもとってもお勧めのポイントがあります。20年近くテニスをしている編集者がイチオシするFテニスの魅力は下記です。

3歳からの能力開発がすごい

3歳からの能力開発ということで、キンダー・キッズクラスで、初めてテニスをスタートする機会も提供されています!本当におすすめです!!身体的な成長はもちろんのことながら、人としての礼儀や、テニスを通じた人の触れ合い、勝負の世界までを親代わりに教えてくれます。

元選手の超一流コーチの指導を受けられる

スタッフ全員が超一流です。インタビューを受けていただいた藤井正之さんのご子息、藤井信太さんも元日本ランキング21位の選手で、現在はFテニスでコーチをしています。ツアーコーチや日本リーグのチームの監督も経験されています。他にも元プロ選手やオリンピックレベルのトレーナーなど、普通にレッスン受けることってありえないよな・・・というスクールで、生徒からすると、とてもありがたい環境です。

大人も大絶賛・大満足の仕組みがある

これまでジュニア育成の話をしてきましたが、なんと、大人の方にも大人気。レッスンのレベルはもちろんながら、レッスン後にそのままコートが空いていればフリーコートでテニスができるという、通常のテニススクールではまず絶対にありえないような家族経営の魅力があります!

是非体験にもご参加ください!!

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