ピックルボールのルールとは?テニスとの違いを比較!

コラム
Gray pickleball court dimentions. Top view field for game with measures and line names

テニスを楽しんでいる皆さん、ピックルボールという名前を聞いたことがありますか?

ピックルボールはテニスに似た部分も多いスポーツですが、独自のルールや魅力があります。この記事では、テニスと比較しながら、ピックルボールのルールを詳しく見ていきましょう。

コートとネット

ピックルボールのコートはテニスの半分のサイズです。テニスと同じようにネットをはさんでプレーします。ダブルスもシングルスも同じコートです。また、特有の「キッチン」という非攻撃ゾーンがあります。

キッチンはノンボレーゾーンです。ラインを踏む、もしくは超えて、このゾーンでボレーをしてはいけません。ボレーを打った後の動作で入ることもフォルト(失点)となります。このゾーンに入ることは認められていて、ワンバウンドしたボールはこのエリアでも打てます。

得点の数え方

ピックルボールは11点先取制(2点差が必要)です。3セットマッチでは2セットを選手した方が勝ちとなります。テニスとは違う数え方になります。またサーブ側しかポイントが入りません。

サーブ

テニスと違った特徴を多く持っています。

  • サーブをするときは、アンダーサーブで打ちます。
  • 打つ瞬間、手首は腰よりも下に、そして打つ位置も手首より下に保たなければなりません。手首が腰の位置よりも下でも、ラケットの先端が手首より上になるような打ち方は認められません(2021年に新しく「ドロップサーブ」という方法が追加され、この方法では打つ位置に特別な制約はありません。ドロップサーブは、ボールを持ち手のひらを下に向け、ボールを落とし、床又は地面にバウンドしてからサーブすることです。バウンドはコート内でOK)。
  • サーブを開始するとき、少なくとも1つの足はコートの後ろのベースラインの後ろに着いた状態でなければなりません。サーブ中、どちらの足もコートの中に入ることやベースラインを踏むことは禁止です。
  • サーブは、相手コートの対角に位置するエリアへ向けて打ちます。ボールはノンボレーラインを越え、サイドラインとベースラインで囲まれたエリア内に落とさなければなりません。
  • テニスは2回ですが、ピックルボールのサーブのチャンスは1回だけです。

サーブの順序もテニスと違います。

ダブルスの場合、ペアそれぞれに1球ずつサーブを打つ機会が与えられ、失点をしない限りは同じ人がサイドを変えながらサーブを打ちます。一人目のサーブの時に失点をしたら二人目がサーブをし、また失点をしたら相手側にサーブ権が移る。しかし、ゲーム開始時は一人目のサーブの時にミスをしたら、すぐに相手側にサーブ権が移るという特別なルールになっています。ポイントはサーブ側にしか入りません。

シングルスの場合は、右サイド(デュースサイド)からスタートして、奇数ポイントは左サイド(アドサイド)からサーブを打ちます。失点すると相手のサーブになります。

リターン(ツーバウンドルール)

ピックルボールの象徴的なルールであり、特にテニス経験者にとってはなかなか慣れないルールがツーバウンドルールです。

リターンする人は、サーバーが打ったボールを一度バウンドさせてから打たなければならない(テニスと同じ)。また、サーバー側もリターン側が打ったボールを一度バウンドさせてから打たなければならない。というルールです。1球目(サーバーが打ったボール)がバウンド=ワンバウンド、2球目(リターン側が打ったボール)がバウンド=ツーバウンドした後の3球目以降はノーバウンドで打っても大丈夫です。

テニスでは、サーブ&ボレーのようにサーブを打った後すぐに前に出て、ボレーを決めることができますが、ピックルボールではまずはラリーを続けるためにこれが禁止されています。

その他基本ルール

その他の基本ルールはテニスと同じです。2バウンドは失点。ネットは失点です。

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